◆発達障がい及び発達に困り感を持つお子さんの特徴例全般


そのお子さんの状態によって違うため、当てはまらない部分もありますが、発達障がいを持つお子さんには次のような特徴があるといわれています。


①人とのやりとりをするのが苦手なことがあります。

②その場の雰囲気を汲み取る事が苦手で、自分勝手な行動をしてしまう事があります。

③常識や一般的なルールがわからない事があります。

④相手の気持ちや立場を考える事が出来ない事があります。

⑤ことばの意味を理解していても、ふさわしい場面で使う事が出来ない事があります。

⑥冗談や皮肉が通じない事があります。

⑦皆と同じ様に考える事が出来ず、他の人と共通のイメージを持てない事があります。

⑧興味や関心の幅が狭く、特定のものに強いこだわりを持つ事があります。

⑨あいまいな事、抽象的な事、たとえ話などを理解する事が苦手な事があります。

⑩自分ルールに固執する事があります。

⑪物事に集中出来ない、気が散りやすい、忘れっぽい、整理整頓が苦手な事があります。

⑫そわそわ、くねくね、バタバタする、席に座れない、多弁などがある事があります。

⑬順番を守る事や待つ事が苦手だったり、思いつきで突然行動する事や急に行動を止める事が苦手な事があります。

⑭家庭では普通に話せるのに、他の場所に変わる等、環境が変わると話が上手く出来ない事があります。

⑮年齢相応の発音が言えなかったり、語頭などの連発や引き伸ばしなどが出たりする 事があります。

⑯からだの協調運動が上手くいかないために、手先が不器用だったり、運動がぎこちないなどが見られる事があります。

⑰知的障害はなくても、読み、書く、聞く、計算する、推論する事が苦手な事があります。

⑱咳払い、吠える様な声、瞬き、顔をしかめる、首ふりなどが多く見られる事があります。

⑲その他
少しの変化に戸惑う、昔起こった記憶を最近起こった様に話す、探し物が出来ない、刺激の調整が出来ない、感覚過敏がある、一斉指示が聞けない、情報の整理が苦手…など。





◆ライフステージ別(乳幼児期・学童期・思春期・青年成人期)

①乳幼児期 ・名前を呼んでも反応しない。
・コミュニケーションがなかなかとれない。
・抱っこを嫌がる。
・視線が合わない。
・じっとしていられない。
・かんしゃくがひどい。
・特定のものへのこだわりがひどい。
・特定の音を嫌がる
・1人遊びが多い。
・偏食が多い。
・感覚過敏又は感覚の鈍さが著しい。
・衝動的な行動がある。
 など。
②学童期 ・忘れ物が多い。
・板書が出来ない。
・座っていられない。
・集中が続かない。
・一斉指示が聞けない。
・読み書きや計算が苦手。
・手先が極端に不器用。
・集団に合わせた行動が難しい。
・人の表情や気持ちが読めない。
・協調させて動く事が苦手である。
 など。
③思春期 ・自己管理や心身のコントロールが難しい。
・本音と建て前の区別がつかず、トラブルになる事が多い。
・現実的な進路などの自己選択が難しい。
・人との距離感が上手くとれない。
 など。
④青年成人期 ・順序立てて物事を進めていく事が難しい。
・細かく注意を払う事が難しい。
・自己流で物事を進めたがる。
・やりとりが上手くかみ合わない。
・同時進行が苦手である。
・時間配分や情報の整理が難しい。
 など。